ピラルク
ピラルク

ピラルクは体長3mを超える個体も確認されているアマゾン川最大の魚で、チョウザメやヨーロッパオオナマズなどとともに世界最大級の淡水魚として知られています。現生の魚類の中では比較的早く出現し、約1億年前からその姿はほとんど変化がないため、古代魚などと呼ばれることもあります。(「古代魚」はよく使われる言葉ではあるが、比較的古い姿かたちを残している魚を指す言葉で、古代魚というグループが実際にあるわけではありません)

生息地の開発や食料資源としての乱獲により個体数が減少しており、孵化後数年で体長1mに達するという成長の速さにもかかわらず、今日では体長2mを超える個体は少なくなってきたそうです。絶滅の恐れもあるため、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに登録されており、またワシントン条約(CITES)によって国際商取引が厳しく規制されています。

マリンピアでは現在“ジャングルゾーン”にて展示しています。普段は悠然と泳いでいますが、エサを食べるときに出す大きな音は見ているお客様の度肝を抜くことでしょう。